看護師不足が社会問題となって久しいですが、根本的解決の方法は見つかっていません。毎年新たな看護師が増えていますが、それと同時に離職する看護師がいて、患者が増えているという状況が続いています。看護師不足解消の一案として資格を持っているけれど離職中の看護師を復帰させようという動きがあります。また政府も外国人の介護士や看護師を受け入れるという対策を始めています。こういう対策の一方で現在勤務中の看護師の勤務環境や待遇を改善して離職を引き留める動きも必要です。
看護師不足の対策の一つとして、資格を持っているのに離職している看護師、いわゆる潜在看護師を現場に復帰させるという考えがあります。潜在看護師は正確な人数はわかりませんが、55~60万人ほどいるといわれています。この潜在看護師を復帰させるためには、彼女らが離職した理由を解消しなければ難しいでしょう。例えば、24時間対応の保育所や託児所を整備して、子育ての支援をするとか、ブランクが空いている潜在看護師のための研修の場を設けるなどが考えられます。この記事をチェック
看護師は人材が不足している上に、仕事量が年々増えている状況で、現場はますます忙しくなっています。その結果、看護師の残業が増えているのです。ある調査によると、看護師の2割以上が月30時間以上の残業をしているとのことですが、実際にはこの調査に表れていないサービス残業も相当時間あると予想されます。それは、決まった始業時間より早く出勤することが常態化していたり、業務時間内に処理しきれなかったカルテの整理などをおこなったり、時間外の申請をしづらい業務が山積しているからです。この記事をチェック
どんな仕事でもストレスは貯まるものですが、看護師の場合は人の命が係わっているだけにその度合いは他の職業よりも高いかもしれません。でもストレスを貯めたまま仕事を続けることは百害あって一利なしです。ここでは私が知っている一般的なストレスの発散法をご紹介いたします。
看護師仲間でも「疲れた」「休みたい」というのが口癖だったりしますが、実に4人に3人は慢性疲労だという調査結果を見つけました。ほとんどの看護師が疲労感を抱えたまま仕事を続け、その先には「辞めたい」という気持ちを押し込んでいるのだと、改めて気づかされました。
看護師の給料が高いというのは一般的によく言われることですが、仕事の実情と見比べると決して高いと言えないのも事実です。その看護師の給与と手当の実態、構造について説明して、本当に看護師の給与は高いのか?それとも仕事に見合わず安いものなのかを検証していきます。
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私は手術室勤務の看護師です。病棟勤務の看護師とは別な意味で緊張感もあれば、残業もあって、疲れのたまる仕事をしています。でも、世間では手術室勤務の看護師は一般的ではないので、イメージしづらいかもしれません。本当は手術室看護師を目指してくれる人材を発掘するようなサイトを作りたかったのですが、それ以前に看護師全体が抱える人材不足やその結果としての慢性疲労の問題があるので、このサイトではそちらに焦点を絞っています。
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